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年の差カップル*プロポーズか?(恋の応援団編)①

ひぁ~、

ふへぇ~、

こ、これが、日本最高峰のビル軍の群れか。

そして、その中の最高位とも言えるのが道明寺ホールディングス。

日本アルプスの山脈に、富士山も混ざっている感じ?

何をどう例えたら良いのか分かんないけど、学生の間では、とにかくここに就職出来たら、自分の持つスキルやコネ。そして、持てるスペック全てが最高級だったと自画自賛しても可笑しくないとまで言われているんだから。

ハァ~

そんな、普通に足も踏み入れられないような所に、今から向かおうとしているだよね?

弁当を持って?

しかも風呂敷に包んである?


先ずは、フロントにいる綺麗なお姉さんに声をかけるでしょ?
(恐らく三か国語は確実にペラペラと思われる)

『もう一度お聞きします。誰にお渡しになるのですか?』
『社長に?ですが?お取り次ぎ頂けないでしょうか?』
『フッ。社長にですって!!この小娘がー!!おととい来やがれー!!』

って、なるよね…。

フッ
フッ

プッ
プップッ

ハァ~~~






だ、大丈夫なのでしょうか?


この方は、私がここにいることをお忘れなのでしょうか?

すみません、申し遅れました。

私、長年に渡り道明寺家に仕えておる渡邉と申す者です。

運転手兼護衛もしております。

実は何度か牧野様をお車にお乗せしたことがあるのですが、目が覚めている状態でお会いするのは、今日が初めてとなるのです。

何時もは、お休みになっておられるのか、司様がたいそう大切に抱き抱えてお連れになるものですから…。




本当に牧野様は面白い方です。

それと同時に私は軽くショックを受けております。

若い頃から女には不自由してこなかった司様が(当然のなのだが)、選んだ女性?女の子?だとか?

ちゃんと20歳を越えておられるのか?そう思ってしまいます。

何より、肩が華奢なのと、顔立ちが幼い。

化粧を取ったら、いや、取らなくても中学生だと言っても通じるかと…。
昨今は小学生でもメークはしていると耳にします…。

何が驚くかというと、窓に張り付くようにして外を見ながら、沈むような顔をしてみたり、急に一人芝居をしたかと思ったら、笑い出したりと、とにかく見ているだけで飽きません。
(バックミラー越しにですよ!安全運転はしておりますとも!)

そして、これが一番驚くことに、今までのどの女性よりも腰が低く、使用人に対しても低姿勢でおられる。

車に乗り込むときに、何度も何度もお辞儀をして、『牧野つくしと申します。宜しくお願いします』と、名前を名乗ってこられた。




「あ、あの…。運転中に申し訳ありません。渡邉さんもおじさまの会社の社員なのですか?」

牧野様がお名前を名乗られるので、乗車するときに私も名前をお伝えしてあります。

「正確には、道明寺ホールディングスの会社の社員とは違います」

フムフムと頷き、大きな瞳をキラキラとさせて、私の後頭部を見ている。
(バックミラーで確認する)

まだ、こっちを見ておられる…。

次の言葉を待っておられるのか?

「コホン、私は道明寺家に直接仕えておるのです」

私の言葉にさらに目がキラキラした。

聞こえるか聞こえない位の声で、「うわ~、凄~い」と感嘆の言葉を漏らした。

「凄いですね。さぞかし優秀なのでしょう。おじさまにずっと長くお仕えしておられるのですか?」

またもや、驚いてしまった。

「おじさまはとても子供みたいなところがおありでしょ?さぞかし、手を焼かれたのではないですか?」

ますます、驚いた。

司様を子供みたいと言ったのは、恐らくこのお方ただ一人…。
そして、そう伝えてきた表情が、先程の百面相をしている人と同一人物とは思えないくらいに、とても穏やかで、落ち着いた大人の女性に変わっておられる。

そんな余韻に浸っていると、道明寺ホールディングスが姿を表し始めた。

ビル軍の王様の風格宜しく、他を圧倒する高さとその形姿。
棟が二棟あり、その二つを繋ぐ位置にはヘリポートが備え付けられている。

有名な建築家の作品で、そのビルそのものが芸術性が高く評価されているのだ。

「牧野様、見えてまいりましたね」

そう言って、バックミラーで牧野様の姿を見る。

「牧野様は地方の出身でこざいますか?」

「と、とんでもない。生まれも育ちも東京でございまする…。うわお…。見えてきましたね。キング・オブ・ザ・ビルディングが。何度見ても、神々しいですね…」

「そ、そうなのですね。それはどうも失礼しました…」

また、窓にへばり着いて、百面相をしておられる…。
初めてこのビルを見るのかと思ってしまった…。

「何でしょう?誰か偉い人でも来るんですかね?黒いスーツの人が沢山いますね。あっ?!女性もいますね。凄っ~」

おじさまに、着きますからのLINEをしようっと。

牧野様、子供みたいに凄くニコニコしてられる…。
お気付きになってない?

ビルのエントランスに停車させると、先程の黒い集団が一斉に頭を下げた。

一人の男性が頭を上げて、こちらを見て微笑んでいる。

牧野様を見ると、大きな瞳をこれでもかと見開いて、さらに口まであんぐりと開いている。

「わ、渡邉さん…。あたし…、じゃない、わたしにしているのでしょうか?20歳未満はお断りとか言われませんよね?」

な、何??!

20歳になってない?!

いやいや…大学生と言っておられたではないか!

動揺するでない!

安心せい!渡邉!!
(自分を叱咤する)

「牧野様、大丈夫ですよ。お迎えが来られているではありませんか。フロントで出入りを止められることはありませんので、ご心配なさりませんように」

後部座席のドアを開けてそう伝える。

「わ、渡邉さん…。あたし、じゃない、わたしが車から降りないと、あの方たちは頭を上げないつもりなのでしょうか?」

その言葉を受けて、
「彼らの腰が曲がってしまいます。さぁ、降りて下さい。司様がお待ちですよ?お腹がさぞかし空いていることでしょう」

私の言葉に、ハッとした表情を見せたと思ったら、凄く穏やかな女性の顔となり、
「そうでしたね?おじさまはお腹が空くとますます子供っぽくなるんですもの…。早くお届けしないとですよね?」
そう言って、車から降りてこられた。

「渡邉さん、楽しいお話ありがとうございました」
綺麗にお辞儀をし、私に言葉を掛けてから、背筋をピッと伸ばして、黒服の集団に囲まれてエントランスの中に入っていく。


な、なんと…

この短い時間で牧野様の人となりが少し分かったような気がします。

恐縮ですが司様、この渡邉、牧野様に大変好意を持ちました。

お二人の恋をしっかりと応援させていただきます。



司様ー!!



ファイトー!!
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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