FC2ブログ

記事一覧

年の差カップル*プロポーズか?(恋する乙女編)②




卵、お一人様一点限り79円。

スーパーに入る前に、その日の目玉商品をチェック。

とりあえず、目玉商品で日保ちするものなら買っておく。
(冷蔵庫と財布とはちゃんと相談するよ)

おじさまが来るから、2パックは買えるよね!

あと、蓮根と豚のばら肉。
これもお安くなってましたよ~。

あっ、ライオンマークなのお風呂の洗剤と、トイレのペッタンスタンプもお安い。

買っておこう。







結構、かごの中身が一杯になったよ…。

欠かせないのはおつとめ品。
野菜や、油揚げなどは極力だけど、割引になっている物しか買わないことにしている。
(調理して、冷凍保存できるおかずにするの)

今日は、沢山あった。

そもそも、何時も来ているスーパーだし、配置は当然頭の中にある。

食材を選ぶのにそんなに時間はかからない。

おじさま、LINE見てくれたかな?
仕事で見れないかな?

『悪い、やっぱり来れない』
そう書かれて送られてくるってこともあるのだからね。
そう自分で自分を言い聞かせている。

約束をしても不測の事態が起これば、仕事が第一。
仕事が優先。
おじさまを困らせる事は絶対にしてはいけない。
心に誓ってきた。



時刻を確認するのに、左手首を見る。
5時18分になっている。

あたしが身に付けるもので、一番高価なもの。

この腕時計はおじさまがあたしにプレゼントしてくれたものなんだ。

スマホがあるから、腕時計は小学生以来、着けたことがなかった。

そんなあたしに、
『どのブランドの時計が好みだ?』そう聞いてきた時はビックリしてしまった。

着けたこともないし、勿論、買おうと思ったこともない。

よく、分からないと返答したあたしに、自身のスマホを取り出して、
『西田はいるか?…退席してる?ったく…。近藤、西田の代わりに早急に連絡を取ってくれるか?若い女性の腕時計を選びに行くと伝えろ』

話が終わると、いつの間にか迎えの車が横に滑るように止まり、考える間もなく車に乗り込んで、大手百貨店まで運ばれた。
(駐車場も個室みたいなとこに駐車したのよ!ビックリ…)

勿論(?)なのか、一件一件見て回ることはしないで、上階の特別室(?)に駐車場から専用のエレベーターで向かったのだ。

部屋には、この百貨店の全ての時計を持ち込んだの?と思うほどの数々だった。
カタログも1日で見られる?って程に持ち込まれていたのよね。

そこで選んだ時計。

日本で一番といっていいくらい有名な、日本を代表する腕時計メーカーのものにした。
『シンプル・上質・高品質』を唱っており、コストパフォーマンスも高い。

20代女性に人気のあるもの。
(カタカナで3文字。シンプルで可愛い)

あたしでも名前は知っている。

おじさまは、
『値段で選んだのか?』
そう聞いてきたけど、そんなことはないって、答えた。

あたしには、海外のブランドの数百万円の時計なんて似合わないし、そんなものを持つだけの人としての価値もない。

それに、この時計だって、自分じゃ絶対に買おうと思わない。
(家賃の値段より数万高いよ)

何より可愛いと思ったし、一番目に留まった。

その時計をまた見る。

そして、スマホも見る。

既読にすらなってない…。

あたしだけなのかな?
ウキウキしているの…。

おじさま…。
お忙しいのよね?
お食事は一緒に取れるよね?

スーパーの蛍光灯がやたらとキラキラ光って感じる。

あー!!
気合い、気合いを入れよう!

変な事を考えると、ウルッとする。

今朝と同様に、自分の頬を両手でバンバンと叩く。

ぬあっ、痛った~。
でも、気合いは入ったよ。

「よし!!」

って、周りを見れば、何時もお会いするカップルにガン見されている!!

あたしより少しだけ年は上かな?
二人ともスポーツをしているのか、身体が締まっていて、健康的なスタイルをしている。

他の人はあたしの事と目が合うと、慌てて目を反らすし、小さな子供はあたしの方を指差してきた。母親が慌てて止めている。

「アハハ…。すみません。虫がいたもので…」

ヒャー、あたしってば可笑しな人だと思われたよね?

他の事を考えなきゃ…。

そ、そうだ。
メニューだ。

メニューは、卵とじ丼と蓮根と豚ばら肉の甘辛煮にしようかな?
玉ねぎは家にあるし。

今日は、彩りにきぬさやを買おう。
(普段なら絶対に買わないけどさ)

おじさまにお出しするんだもの。

少しでも良くしたい…。

って、

あっ…



あたしって、馬鹿だ…。

お安い買い物してどうするの?

おじさまのところで食べてきた食事…。
とてもじゃないけど、あたしが作れるような食べ物はなかったよ。

何時も食べているお肉なんて、きっと一切れウン万円もするって。

カートの中を見る。

半額のシールや、3割引きのシールドの物ばかり。

どうしよう…。

あたしはカートを静かに押し始めた。

何時ものコースを逆戻りして周りながら、食材を戻し始めた。

角を曲がろうとすると、先ほどのカップルとぶつかった。

「す、すみません。ボーとしてました」

慌てて、頭を下げると、
「あれ?何か、着信音が聞こえますよ?」
そう告げてきた。

「あっ、ありがとうございます」

お礼を言ってスマホを見て見ると、LINEが何通も着ている。

えっ?

ウソ?

本当に?



手料理を作る意欲が出てきた。



『牧野様が常に作って食べているお料理を召し上がりたいとの事です。"つくしの日常を感じたいのだ"とおっしゃってます。お作りしてお待ちください。司様は今、懸命に仕事に打ち込んでおられます』


西田さん…。

ありがとうございます!!

『ありがとうございます。いつもの庶民の味で良いですか?本当に庶民の味ですよ?』

『大丈夫です』

可愛いくまのスタンプも添えてあった。

『わかりました。俄然やる気が出ました』

こちらもスタンプを添えて返す。



急いで、戻した食材をカートに戻し、レジに並ぶ。
「卵はお一人様1パックですが?」

し、しまった!
おじさまの分として、2パック入れていたんだ!

「あっ、わたしが連れです」

後ろを振り返ると、あのカップルの女性。

スッと横に来て、軽くウインクされた。

呆気に取られていると、打ち終わった買い物かごを整理台まで運んでくれていた。

レジ袋に詰めていると、いつの間にか隣からいなくなっていた。

キョロキョロ探すと、少し離れているところで彼氏の横に立っていた。
あたしと目が合うと、どちらともなく頭を下げた。


あの人も彼の食事を作るのかな?



そうだね…

ようし。

もう迷っていられないよ!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




PVアクセスランキング にほんブログ村