FC2ブログ

記事一覧

真っ赤な真実6

ま、眩しい…。
というか、暑い…。

思わず、窓のカーテンを閉める。
(朝、起きれるように、あたしの頭上にあるカーテンは何時も開けている。因みに、ここには人が出入りしない所だからね)

たぶん、6時を少し過ぎたかな?

置時計で確認。
(文字盤にダイヤとか、サファイアが埋め込まれているらしいんだけど、見にくいのよね)

はずれた…。
5時53分ごろだった。

あ~、もう少し眠りたいわ…。

今日は土曜日だし、司は…。

横を見る。

可愛い…。

見ていて飽きないって、この事を言うのよね。

少しだけ開いている口元。

そこから聞こえる規則的な寝息。
たまにムニュムニュと音を立てるのが、たまらん。
そして、呼吸する度に上下するお腹。

う~ん、可愛い。
たまんない。

寝ている顔があたしにそっくりって、司は云うけど、司に似ていると思うけどな~。

睫毛が長いのとか、唇のお山の形とかさ。
(名前がわかんないからお山さん)

で、もう一人はと…。

また、こんなところに転がって…。

ひいろはあたしの足元に寝ていた。

キングサイズのベッドの上を、上手い具合に転がりまくっている。

成長期には寝相が悪くなるもんだって、タマさんが言ってたしね。

健康の証よ。

にしても、上手く転がるのよね。
落ちた事がないからね。

無意識に回避してんのよね。きっと。

あたしは小さい頃は布団を並べていたからさ。
それでも布団から出て、違う所で寝てたって、"あたしのママ"が言ってたもんね。

寝ていても危険を察知する動物的な勘が鋭いんだって思うのよね。

だからさ、天才か?
って、何時も思うもん。
(あたしが子供なら何度、落ちるかなって)

寝始めは、確かみのりが真ん中だったよね?
今は、少しだけ右側に寄っている。
(あたしが真ん中にきている)

それで、ひいろはあたしの足元に横になっている。
若干斜めか。
頭をみのり側にしていて、あたしの腿を抱き枕状態にし始めた。

幸せ~。

子供達とのんびりと朝を迎えるのもいいよね~。

ひいろは少ししたら、『暑いよ、ママ…』って、あたしの腿を押し返してきた。

そして、ベッドの、端にまた転がった。

この様子をうつらうつらしながら眺める。

あ~、幸せ…。

う~ん、

ゆっくりと寝よ~。







ジュー、

ジュー、

「ママ、もういい?」

今日は3人分の朝食。
ひいろが張り切って手伝ってくれてる。

今、特性ウインナーをひいろが炒めたところ。
(あたしが見ているときは火を使ってもいいって事にしてるの)

特性ってのは、"ここ"で作っているからね。
結婚当初に、朝食はせめて手作りをさせて欲しいとシェフにお願いした。
当然ながら、厨房を任せていた人たちの仕事が減ってくるようになる。
それもあって、ハムとか、ウインナーとかを自家製で作るようになった。
ジャムや野菜ジュースも作っているのよ。
あと、スパイスも。

「ひぃちゃん、美味しそう!ここに盛り付けて」
「あとは~」
「じゃあ、みぃちゃんと桃さんと、オレンジをお皿に盛り付けてもらおうかな~?」
「わかった」
「あかった~」

フルーツに特性のラフィネクリームを添えてと。

「美味しそう~。楽しいね~」

「「楽しい~」」

まっ、司が居なけりゃいないで、別に子供達二人と、まったり、ゆっくりと戯れていられるから、寂しくて仕方がないとは…。

ならないよね~!

クプププッ。

こんな事、思っているなんて、司が知ったら、間違いない。
激怒するね。

「さみちくないの~?」

声のする方を見ると、みのりがニコニコしていた。

あっちゃ~、声に出していたか?

「ママは、ひぃちゃんとみぃちゃんが居れば全然、寂しくないよ~~!!」

みのりを抱きしめていたら、ひいろが気付いて、走り寄って来た。

「パパがいないとママとずっーと、眠れるから、パパが居なくてもいいよね?」

「…うん、パパが居なくても大丈夫」
「らいじょうぶ」







司がいない時は子供達と眠って起きる。

それはそれで、ゆったりと出来るし、体も休まる。
(何故って、何か分かるでしょ?)

だから、そうゆう日があっても別に心がざわつく事はない。

たまには休息も必要だし。

結婚して数年経つのよ?



だけど、昨日みたいにされるのは耐えられない。

あたしだけが司の帰宅を、知らされなかった。

タマさんが出掛けた後、使用人の人たちが、誰がその事をあたしに告げ口したのかって、話題にしているのがわかった。

あたし云わせりゃ、何で、黙っていようと思う訳?よ。
教えてくれた人に感謝よね?

まっ、知れば知ったで、だいぶ凹みますよ。

そりゃね。

何で?

どうして?

っね。

だからさ、昨日は仕事中でもそんなネガティブな考えをしていた。

凄く晴ているのに、気分が乗らないのって、本当に勿体ないよね?

自分自身に『しっかりしろ!勿体ないだろ!』って、言い聞かせて1日を過ごした。





今までだって、たまにあったじゃない。

西田さんに缶詰めにされること。



仕事が忙しいからでしょ?


違うのかな?





あー、ダメ、ダメ!

また、ネガティブになるのは止めよう。

こんなに太陽が出てるのよ!

司は仕事が忙しい!

それでいいじゃない!


そうよ。

「ねぇ、ひぃちゃん?今日は何して過ごす?」

「う~ん、そうだな~?暑いから…。プール、プールにしよう!ママ!」

子供達の目がキラキラと輝いた。
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




PVアクセスランキング にほんブログ村