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はてなの翼10

シャンプーをし終えて、トリートメントを髪に揉み込んでいる。

チラッと鏡越しに目が合う。

「なっ、何?」

「マッサージしてやる。腹が気になるんだろ?」

何でわかんの?

「何で?何でも。トリートメントは時間を置くから大丈夫だろ?」

スッゴく極上なドヤ顔。

わたしの了解を得ずにマッサージクリームを手に取った。
結構な量を、取ってくれた。
(三回もプッシュしたくれたの…)
桜子のとこの商品で、500グラムで8640円。

イヤだと言ったら、棄てる事になるよね?

「ちゃんとしてくれるの?」

「当たり前だろ?」

水分があるとマッサージクリームが皮膚と馴染まない。
髪の毛をタオルで巻いて、身体に付いたトリートメントを綺麗に洗い流す。

「バスマット敷くか?」

タオルで水分を拭き取っているわたしに聞いてきた。
即座に要らないと答えた。


そんなことしたら…。

ねぇ?


ビチャッと背中に冷たい感触。

肩甲骨を開いてやると言って、先ずは背中に付け始めた。
腕を持ち上げストレッチするようにマッサージしてくれる。

それが終わると腰からお腹にかけてほぐすようにマッサージを始める。

何かものすごく恥ずかしい…。

凄く綺麗な身体の人に自分の気になるところを触れられる。
この羞恥心は何とも言い表せない。

グチュ

グニュ

グチョ

マッサージする手の動きが少しずつ変化してくる。

お肉を摘まんだり、軽く捻ったり。

マッサージクリームは皮膚との摩擦熱で、ジェルからオイル状に変化するのだ。

リンパの走行に沿ってマッサージをしてくる。

司が手を動かす度に身体から発する音たち。

何でか、スッゴく厭らしく感じる。

一度身体の奥に熱を溜め込んだ後だけに、自分の身体が音に(?)反応し始めて来たのがわかる。

悟られたら困る…。

「つ…司?洗い流していい?」

少し吐息混じりの声で聞いた。



「バスト用のマッサージクリームがあるんだろ?してやるよ」

「いや…」という言葉が聞こえたが、そのまま続行。

胸の中心に触らないようにバストの形を整えるようにマッサージをする。

「あぁ…、あ、洗い流して良いでしょ?」

「もう一ヶ所マッサージしないとだろ?」
そう言いながら、つくしを俺の目の前に立たせる。

「…どこ?」

そう告げた唇は、何か期待と不安が入り交じっているように思えた。

「…ここ」

白いふっくらした膨らみをまた形を整えるようにマッサージし始める。

白い膨らみは二つに分かれる。

付け根から上に持ち上げるようにマッサージを繰り返す。

入念にマッサージをすればするほど、何とも言い表せない音が。

「マッサージは気持ちいいか?三条の所のマッサージとどっちがいいよ?」

「なんでそんなこと聞くの?う、うん…。どっちもいいよ…」

俺は風呂の縁に腰掛け直した。

「もう、トリートメントの効果は出ただろ?」

シャワーを掛けて、洗い流してやると伝えると、つくしは素直に頭を少し下に向ける。
が、身体は俺の正面を向こうとしない。

少し呼吸が荒くなってきている。

シャワーをかけて、トリートメントを洗い流す。
髪を濯ぐのを手伝う。
小声で「もういいよ」と言ってきた。
シャワーを止めた。

つくしが両手で水分を、拭き取り顔を上げた。

口で呼吸をしていたのもあり、口が半開きになっている。

はぁ~っ、
整えるように深く呼吸をする。

つくしが俺を見る。

瞳は少し物欲しそう見える。

「シャワー貸して?身体にトリートメントとマッサージクリームが残っているから…ヌルヌルするの」

「わかったよ。流してやるから座れよ」

そう言って、また座椅子に腰掛け直させる。

俺の方を向かせようと思ったのに、鏡の方に向かって座ってしまった。

「何でこっちを見て座らない?」

「どこを、見ていいかわかんないでしょ?」

鏡越しに表情を見ると、凄く恥ずかしそうに下を向いている。

何故こんなにも俺の狩猟本能を上手に引き出すのかと、いつも思う。

チラッと上げる顔の表情と角度。

たまらない…。

マッサージクリームはローズの甘い匂いがする。その匂いとつくしの身体から発せられる甘い匂いが混じって、何とも言えない媚薬のような効果が生まれるのだ。

「なぁ、さっきからずっと待ってるんだけど?」

そう告げると、はっとした表情をして顔を上げた。

鏡越しに目が合う。




一度、下を向く。





そして、ゆっくりとこちらを見た。






今日一番のゾクッとするような妖しい光を放ちながら。
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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