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はてなの翼7

家までの帰路の間、司はずっとわたしの足を擦る。


自動運転だからって、変な対向車がいたら回避できないでしょう?

だから、司の手をやんわりと退けるのという行為をずっと繰り返していた。

車を駐車する。
(駐車はアシストシステムがフル作動。普段も運転をしていればきっと上手いはずなのよ?)

最小限の警護をしてくれてた、小宮さんと山崎さんの労を労う。
「遠慮せずに、ラーメン食べれば良かったのに。とても美味しいかったのよ?」

わたしの言葉に、
「つくし様、あの時間からはちょっと無理です」
そう言って、笑いながら頭を下げられた。

「明日の予定はありませんので、ゆっくりとなさってください」
そう告げられる。

ガレッジから邸に入る出入口で見送られる。

邸に入るときに、チラッと二人を見た司が笑いながら言ってきた。
「あいつらも久しぶりの夜のデートでよかったんじゃねぇの?」

たくっ、なんて事を言ってんのよ…。

もう…。

その後わたしたちは、キッチンでミネラルウォーターを飲んだ。
飲んでいる間も距離を縮めてくる旦那さん。

飲んでいる時に目が据わり始めてきたから、こちらはそれとなく距離を保つ。

「何で、離れんだよ?」

「えぇ~、そう?そんなことないでしょ?」

司を見ると、ゾクッとするほどの綺麗な顔でこちらを見つめてくる。

さ、さすがにここはヤバいでしょ?

しかも、お風呂に入って、歯も磨いて、全身綺麗にしたいし…

何でって、それはさ…

それに何だか催してきました…

「ちょっと、トイレ…。食べて、飲んだからさ…。じゃあ」
そう言って即座にその場を離れる。

「相変わらず燃費が悪い女だな…」

背中にそんな言葉をかけられられる。

その後は、そのまま脱衣場に来た。
歯磨きをして、鏡の前でメイクを落とそうと顔にジェルを付け始めた。
白Tシャツは汚れないように先に脱いでおいた。
だから、上半身はブラ一つ。

暫くすると司が入ってきた。
後ろからそっと抱きしめられる。

間髪いれずに、司のブラシを持って、後ろ手に渡す。

「歯みがきしなさいよ」

「ハイハイ」

素直に音波ブラシを作動させて磨き始める。

「この音、何か厭らしいって思うだろ?」

何でもかんでも、そっちの方向に向けないでよ…
これから毎日この音を聞いたら、そう考えちゃうじゃないの…

勿論の如く(?)歯みがき中も体を擦り寄せてくる。

「ちょっと、まだ磨いているでしょ?」

それでも、体を擦り寄せたりするのを止めない。

笑いかけながら、空いている左手を軽くあげて、動かせるからとアピールしてくる。

腰の辺りや下腹の辺りを擦られると、じわりじわりと身体の奥からざわめきが沸き上がってくるのが分かる。

両手が自由になると、
「恋人だったら、デートの後のすることと云ったら、あとはこれしかねぇだろ?」

「そうかな~?」

そうなの…。そう言いながら、わたしの首筋に音を立てて吸い付く。

ブラの肩紐を肩からするりと外すと、鏡の中の司の視線が胸へと注がれる。

何なの?
この凄く色っぽい眼差しは…

その瞬間、身体の奥から沸き上がるのをはっきりと自覚できた。

司から電話が来た時点でこうなるのはわかっていた。

ううん、こうして欲しかった。

仕事でずっとすれ違いの生活。
(寝る場所は一緒だけどね…)

「ちょっと…、ダメだって…見えるのは本当にダメだからね?」

明日には子供たちもいるんだからね?
一緒にお風呂に入れないでしょ?

「恋人の時は何時もがっちりつけてただろ?」

そう言いながら、腰やお腹の辺りをゆっくりと擦り、スカンツの裾を器用に捲ってくる。

鏡越しに目が合う。

「そうだっただろうが…」

うわっ、なんちゅう顔なのよ…

何年たっても恥ずかしくてずっと見ていられない。

フェロモン?みたいなのが見えそうなくらいなんだから…

「そうだったかな…?」

そう言いながら、目元にメイク落としを伸ばす。







忘れてないよ。

何年たっても…。

司、貴方は身体の隅々に貴方の触れた痕を残しては何時も旅立っていた。

必ず、必ず戻ると言い残して。

あのときの寂しさと狂喜染みた行為は今でも頭から離れない。

目を閉じているからかな?
あの時の想いが込み上げてくる…

あ~、メイク落としと、涙が混ざって、ますます目が開けられない。

「手伝ってやるよ」

そう言うのが早いか、ブラのホックが外された。

耳元で、司の低い声が響く。

「あのときの想いを思い出せよ」

そう言いながら、また体を押し付けてくる。

"司"を腰の辺りで感じる。

凄く熱い…












次の日の朝目覚めると、何時もと同じようで、違う朝が始まった気がした。










みなさ~ん、もうすぐです❤️
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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