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つくしの涙

スッゲー泣いてんだけど…

えりりんに大声で文句を言っているなと思ってた。
少しして静かになったと思ったら、シクシクと泣き声が聞こえ始めた。

時折、俺の名前を出して、ありったけの悪口を吐いていた。

そしたら今度は声をあげてワンワンと泣いている。

どっちが良かったのか聞ける雰囲気じゃあねぇな…

「牧野?おい…、どうした?」
そっと肩に触れると、

「この浮気者!!触んないで!!」

ウーーって、唸りながら睨みを効かせてくる。
い、犬か?

ものスゲー、形相なんだけど…

目は涙で赤いのか?
怒りで血走っていんのか?
とにかく赤けぇ…。
そんでもって、いつもの丸い、くりくりした目は完全に三角になっている…

「なあっ?俺がいつ浮気したよ?」

あまりにもあり得ない言葉と、ものスゲー剣幕に、身体が思わず仰け反る。

"貧乏"と"浮気者"というのは言葉は俺の辞書には載っちゃあいねぇけど?!!

「あたし以外の女の人と、何百回と寝たって言ってたじゃないの?!!」

そんなことあったか?

瞬時に今までの物語を思い浮かべる。

「初めてはあたしじゃない別の女としたのね?!」

ウワァァ~ン
グズッッ
ズビッ

すんげぇ泣き方してんな…

あっ?!
つい"昨日"のことか?

「あれはよぅ、"設定上"の事だろ?五十歳を目の前にした超絶イケメンで名誉も権力も地位もある男がその年まで童貞だったら、可笑しいだろうが?」

少しだけ、泣き声が小さくなった。

「思い出せよ。実際にそんな場面は描かれていねぇだろが?」

俺の言葉にチラッと顔をあげて、また手で顔を覆う。

ううぅぅ〰️っ

うずくまってうめき声を上げ始めた。

「でも、何百人としたいって思っているんでしょ?」

「あれは、えりりんが勝手に書いたに決まってんだろ?」

「本当に思わないの?歳をとっても…」


何だ?何だ?

コイツ、今、ものスッゲー嫉妬しているってヤツか?!

めっちゃ可愛い
むちゃくちゃ可愛い

ぎゅ~っと抱きしめてぇ

それと同時にいじめたくなる…

「わかったわかった。恋人同士でイチャイチャしたいって事なんだな?」

「グズっ…そんなこと一言も言ってないよね?」

「お前、あれか?ブログ再開してから二ヶ月も経つのに、キスしかしてないよ~。そんなんじゃイヤよ~。えりり~んってか?」

「なっ?そんなことも一言も言ってないよね?あと、誰の真似よ?」

つくしを指差す司。

はあっ?

「昨日は"設定"だけで、本当にキスとかしてねぇしな。要するに欲求不満って事だろ?」

はあっ?

「それとも不安か?俺が結婚してからずっとおまえだけで満足しているかどうか?」

はあっ?

「言っとくけど、全く問題ねぇぞ。お前がしっかりと相手をしてくれさえすれば…」

「それって、どういう意味?相手をしなければ、浮気するってこと?」

また、目が三角になってきやがった。

「しねぇよ。するわけねぇだろうが。そもそも、他の女に興味がねぇし」

「グズっ、わかんないじゃん…」

「わかんだよ。ものスゲー独占欲が強くて、そのくせ素直になれない、可愛いくも面倒な女に俺はずっと夢中なの」

コツンとおでこを合わせて、頭を撫でてくる。

「何か、犬みたいな扱いじゃない?」

「気のせいだろ?」
そう言いながらも、髪の毛をワシワシとかき混ぜる。
頭を撫でる間に、小声で「よしよし」と言うのを忘れない。

ぷぷっ、

可笑しくて笑っちゃっう。

「お前、スッゲー不細工だぜ」

「うっさい」

「いや、スッゲーぞ。ブスに磨きがかかったわ」

「悪かったわね?」

少しばかり、頬を膨らます。

「もっと不細工になったぞ」

「うっさい」

チュッ

チュッ

顔中に降り注ぐキス。

「心配すんな。不細工でも俺はずっとお前だけだからよ」


「不細工、不細工ってそんなに不細工…」


ほら、と手渡された鏡に映る自分の顔…


何々?
誰?
あたしの顔?


イ、イヤーーーーッッ!!!




人様に見せらんないって、逃げていきやがった…



俺はいいんか?
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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