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悪友と親友16

司は真面目な顔で和也と向き合う。

「和也、総務省の件、ホントにサンキューな」

和也は、司の言葉に胸が少し締め付けられる。

「やめろよ…。気持ち悪いな」

照れ隠しに、少しぶっきらぼうに答えた。

「別に、道明寺の為にしたんじゃないからな。さっこちゃんが大学行っていて、僕が仕事の手伝いに行かされているときは連絡がつかないからな。だから早く認可が下りてほしくてしたまでだから」

「おう」

くっそ~、目から"何かが"こぼれ落ちそうになるだろ?

道明寺の奴~

くっそ~


和也は目をゴシゴシと擦り、
「後で、企業との癒着があったとか変なウワサは決して出ないから安心して」

司はその言葉に少しだけ、目を見開いた。
「ほう、お前もだいぶ仕事が出来る男になったもんだ」
クスクスと笑いを堪えながら言った。

「バカにすんなよ。これでも来年春には僕も人一人の親になるからな」

「守るもんが一気に倍か……」
天を仰ぐ司。

和也は今日一番の真面目な顔で、
「それなら、道明寺とつくしちゃんだって来年の7月には結婚式だって。もう招待客も大概はリストアップされていて連絡も行っているって。さっこちゃんが言ってた」

違うのかよ?司に真意を尋ねる。

「うちの会社にはまだ届いてないけど…。まさか、うちに出さない気じゃないだろう?」

心配そうに覗き込む和也。

「それくらいには式を挙げようと思っているし、最悪招待するのはここにいるメンバーでOK。だろ?連絡してんじゃねぇか」

和也は自分が感じた違和感をぶつけた。

「まだ、お前のお母さんはつくしちゃんとの結婚を反対しているの?」

一時はつくしの事を認め、石油事業の契約後のパーティーで俺がエスコートした時は関係者に、
『来るべき時が来ましたら、皆様にきちんとした形でご報告させていただきますから、若い二人を暖かい目で見守って頂ければと思っております』
そう話していたのだ。

ところが、今年の春(年度替わりの頃)になると、パーティーの相手を つくしにさせることを断固反対してきた。

かといって、俺が牧野との逢瀬を糧にしながら仕事に打ち込んでいるのを邪魔することもない。

和也にこの事を話した。

「はっきり言ってババァらしくねぇって思ってる。そして、何故かっていう理由が今一つ掴めてねぇ」

「何だよそれ…。あの三人には言わなくても薄々感じているってことか?」

和也は、ここにいる他の三人の男たちを見る。

「お前は三条と暮らしているからな。仕事がらみの相談なども含めて牧野からお前のとこに連絡が多く行くだろう?
もし、アイツが弱気になるようなことがあれば三条と一緒に支えてくれ」

「今日、来るときスッゴく寒かったんだ。
みた、十月だと言うのに北海道に雪でも降るんじゃないかな?
道明寺のせいだぞ。異常気象になったら」

「絶対に守ってくれよ?」

和也は友人たちと語らいでいるつくしを見ながら、司に向けて言葉を発した。

「誰に向かって言ってんだ?
道明寺司が仮にも人の前で公言したんだぞ?
それも惚れてる女にも宣言してる。
約束の期限を早まることはあっても、実現不可能なんて事は、俺の辞書には生憎だか持ち合わせてねぇんだよ」

「嘘つけ、四年後に迎えに来るって言って、来れなかったじゃん?」

「うるせー、前の4年の約束はあれだ。
新しい通信システムの構築云々で向こうにいた方が動けたからだ。
宣言通り来年の7月に結婚式を挙げてやるよ」

口にすることで絶対に実現するって誓うんだ。

自身に戒律を強いるように。


二人で女四人が抱き合っているところを見る。


「二人で何の難しい話をしてんの?」

「そうそう、俺らも相談にのるぜよ?」

「俺らが集まれば何か出来るだろ?」

花沢類
西門総二郎
美作あきら
そして、青池和也

これからの日本経済を牽引していくと言われている男たちが、今この場に集まっている。


司はつくしを見つめた。

つくしが司の視線に気付き微笑む。

二人は見つめ合いながら、お互いに引き合うかのように側に立った。


松岡優紀
三条(青池)桜子
大河原滋
つくしの大事な大事な親友たち。



司はつくしと真っ直ぐに向き合う


何があっても俺から離れるな


何それ?
命令?


いいから言うことを聞け


はいはい


素直じゃねぇか?


イヤだって言ってほしいの?


お前が言えるわけない


何それ?


俺に惚れているからな





あたしには分かるんだ

得意げに言ってるけど、少しだけあたしの気持ちを探るような子犬のような表情をしてる



道明寺

大丈夫だよ

ずっと、ずーーと、側にいるからね
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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