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悪友と親友13

あたし、何だか大人になってるかも…

思わず声に出していたみたい。

「あっ、そりゃお前カラダは立派に大人に……って、いってぇ~な、頭を殴るな。頭を。彼氏の頭をポカすか殴る奴がいるか!」

「アンタがいちいちイヤらしいこと言うからでしょ?!」

ニヤニヤしながら、
「お前にこそ、すぐにイヤらしい発想になるんだな?俺は二十歳は越えているって、いう意味で言ってんの」

「はっ?!なっ?!何で、もう…」

「で、何が大人だって?」
道明寺は、笑いを堪えながら聞いてくる。

顔から火が出そうだよ…
「お、お酒がね。お酒に強くなったかもって…?」

類から進められたカクテルをもう二杯も飲んでいるんだよ?

「……。お前、まさかこれ酒だと思って飲んでたのか?」

「えっ、違うの?カクテルって、類が言ってたもん」
「三条だって同じもの飲んでいるだろうが?」

はぁーーっと、少しだけ呆れたような顔をわざとしてくる。

「あたしのは入っているかと思ってた…」

違うの?

え~、だってさ、スッゴく心がハイになったりローになったり…

酷かった気がする…。

何?
なに?
あたし、後半シラフであんなだったってこと?

もしかして、みんなはこのカクテルにアルコールは入ってないって知っているの?

「まぁ、牧野、よーーく聞け。あのな、カクテルは酒と何かを割ったものという概ねの概念はあるけど、香り付け程度のものもそう呼んでいることもあるんだな~」
と美作さん。

つくしは慌てて口を押さえた。

また、大きな独り言を話してしまったとか?!

ふふははは

あはははは

乾いた笑いしか出てこない…

穴が欲しい!!

ここに今すぐ穴を作っておくれ!!!

「美作さん、これって香り付けにアプリコット酒が数滴入っているんですわね?」

桜子は、真っ赤になっているであろうあたしの顔を見て、綺麗な笑顔を見せた。

「そっ。ケーキの香り付け程度だから桜子が飲んでも大丈夫だぞ。牧野、実はこのカクテルにはちゃ~んと名前があんの」

「な、何ていうの?」

"乙女の祈り"

なっ?
今日の牧野と桜子にピッタリだろ?
って美作さん、ホントに~?!

西門さん腹抱えて笑ってるし、道明寺は何か照れて頬をポリポリしてるけど?!

類が桜子のお腹に耳を当てて、
「あうん。そうだよ…」小声で何か言っている。

「面白い人でしょ?将来キミのお友達のお母さんになる人だよ」
桜子のお腹に話しかけている。

「る、類~、それはまだ早いって…」
「でも遅かれ早かれ学年は違えど幼なじみにはなるでしょ?」
類のこの言葉に、道明寺が食い付いた。

「おっ、類!お前いいこと言うな~。よし、んじゃお前ら帰れ。って、いってぇ~な~、いちいち殴るんじゃねぇよ」

つくしが会心の一撃を司にお見舞いしたとこで、

「お前ら、それより、さっきからおかしいな?とか、そりゃマズイだろ?とか感じないのか?」
あきらがみんなをぐるっと見ながら言った。

みんながキョトンと、あきらを見る。


何が?

道明寺が今ここにいること?

「さっきのテレビに映っていた道明寺は、録画で編集後のだよ?」

「アホか、牧野。それくらい知ってるわ!
類だよ。類!桜子の腹に話しかけて…普通なら殴られるぞ」

あきらの言葉に拗ねる表情をする。
「うーん、ダメなの?」
と類。

「いやいや、ダメだろ!」

「あっ~?あきらきゅん。もしかしてあきらきゅんもしたいな~?とか言うんじゃないれしょうね?!」
少し呂律が廻らなくなった滋が詰め寄る。
「絶対にダメらからね!」

滅多にない絡みように戸惑うあきら。

「滋?分かったから。一体、どうしたよ?(さっきから)飲み過ぎたか?」

本気で心配になっているのだろう。水を飲ませたり、背中を擦ったりしている。

「別にやりたい訳じゃないけど、何で類はいいんだよ?」
あきらのその言葉に総二郎は苦笑い。

「類さんは特別なんですよ」
と桜子。

「あきらきゅんは絶対にダメ~~!!」と滋さん。

「自分でしゃ、マダムキラーって名乗ってた人らよ?!」

「絶対に、ダメだらよね~?」って、周りの人に同意を求めている。

滋さん、確かにスッゴく酔っている…

桜子もそれを受けて、
「そうですね。西門さんは辛うじて良しとしても、美作さんは絶対にダメです」

珍しい。
美作さんがみんなに弄られている。

「優紀ちゃん、おかしいと思わないか?」
堪り兼ねた美作さんが、優紀に振ると、
「いえ、わたしもそう思ってます」

優紀が真面目な顔で答える。


みんなが腹を抱えて大笑いしている。



「ねえ、道明寺、これって夢じゃないよね?」
「どうしたよ?」
「みんなはさ、あたしと桜子以外は学生生活が終わっているんだよ。こんなに学生の時みたいにはしゃいでさ…」

隣を見る。

道明寺のあたしに向ける優しい眼差し。

今日のこの会が始まった時にこんな光景想像できた?

想像が出来てたら、あんなに泣いたり喚いたりってなんないもん。

あっ~、また瞳が潤ってきたよ…

道明寺があたしの頭をそっと撫でてきた。

肩を抱き寄せられた時、素直に体を預けれてた。





あたしの一生の宝物が今この場所に集まっているんだ。





『ねぇ、ママ?あのさ、高校や大学で出会った友達は一生の友になるっていうでしょ?あたしは全然友達出来なかったね?』

『何言ってんの。あんなにいるじゃない?』

『えっ、そう?飲みに行ったり、ランチに行ったりさ。他の子なんていろんな人といっぱいで集まってるしさ』

母の千恵子はつくしを正面からしっかりと見据える。

『本当の友達なんて大人になれば、4、5人いればいい方。そりゃさ、何かの会とかの人たちと飲んだりっていうのはあるとは思うよ?
だけど、人の心配を本当に親身になってくれる友達なんて結局何人もいないもんだよ。
つくしはいるでしょ?すっごく親身に悩んでくれる友達がさ。
ママに感謝しなさいよ~』

『そうなのかな~?』

『英徳に入ってなければあんなハイスペックな友達持てないわよ~?』

『確かにそうだね。スペックが人より高すぎるしね?』
顔を見合わせ笑い合う。

「ママは結局、学生の時の友達で今も交流があるのは和也くんのママだけだよ」




ママとの会話を思い出す。



んんっっ?!!


和也くん?






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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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