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悪友と親友12

何か不思議。

凄く安心する。

ずっとこうしていたいよ…





髪を撫でられている?

これって現実?

時々指に絡めているのか、少し引っ張られる。

額も撫でられている。
何度も
何度も…

凄く気持ちいい…

今度は、鼻筋を辿り、唇をゆっくりと指でなぞられる。

チュッ
チュッ
チュッ

軽く啄むようなキスをしてくる…


段々と頭の中の霧が晴れてくる。

あれ?
あたしっていつの間に寝たの?

何だろう?
この枕ちょっとだけゴツゴツしてない?

生地はスベスベで手触りはとってもいい。

けど、布団の中じゃない…

ナデナデ


んっ?

んっ?

「あんまり、撫でんなよ。反応すんだろ…」
少し低めの声が耳元で囁く。
「後でゆっくりな…」


んんっっ?!!

勢いよく顔を上げた。

「痛って~、お前な…急に顔を上げんなよな」
顎を擦っててるこの男。

道明寺?

何で?

そのまますくっとその場に立ち上がって、
バンバンと両手で思いっきり自分の頬を叩く。

「いったぁーーー!!」

めっちゃ痛いんですけど。

「お前な~、涙で目は腫れてるわ、鼻は赤いわの上に、頬まで赤く腫らしてどうすんだよ?」

ホントにおもしれ~な。
そう言って、ゲラゲラ笑っている。

テレビの中で見た男と違う。

あんな清ました笑いかたなんかしない。

22歳の等身大の男。

あたしの知っている道明寺司がここにいる。




夢じゃ無いんだよね?




リビングをぐるっと見渡す。
みんながニコニコして笑っている。

そうだ…、今日は夕方から友人たちが久しぶりに集まっていた。

うん

そうそう
あたしの知っている光景だ。

で、横を見る。
「お化けでも見ているような顔してんじゃねーよ?」

「ほ、本物ですか?」

「驚いたか?」
って、言いながらチュッチュッと頬と唇にキスをしてきた。

道明寺のその行為に、すかさず横に飛び退いた。

ぬぉぉぉー?!!

油断してた!!

「な、な、何すんの?ひ、人前で…」
「お帰りの挨拶だろうが」

口をパクパクさせるつくし。

「わかった。わかった。コイツらが帰ってからゆっくりとな。という理由だ、お前らさっさと帰れ、帰れ」
シッシッとばかりに手の甲を振る。

「へっ?はっ?いい!いいの!みんなここにいて。明日は日曜日だからさ。みんな、ゆ~っくりとしていって!」

類がクスクス笑いながら、
「目覚めたばかりの牧野に司から話をしてあげなね」
って言って、ウインクしてる。

道明寺は、「おぅ」と軽く手を上げて、あたしの肩を両手で掴んだ。

「いいか、牧野よーく聞けよ。たった今アメリカから帰ってきた。そんな訳で、週明けからこっちで勤務」

はっ?

「それと、学生だとかグダグダ言って逃げようったって今後は一切認めらんね~」

ひぃ?!

「俺の誕生日に婚約発表。お前が大学卒業してその年の7月の吉日に結婚式」

ふぇぇ…

「概ね招待する人々にはスケジュールの調整をお願いしてある」

へぇ~

「ほぉぉ、お前余裕だな。次は"ほっ"とでも言うつもりだったか?」

手の甲で目尻を何度も、何度も押さえる。

ちょっぴりおどけてみせないと、泣き崩れそうだよ…

だから、バレた?
って、小さく舌を出した。

あたしを見つめる道明寺の優しい顔。

あたしに向かって伸ばされる逞しい腕。

「俺が代わりに言ったから別の言葉にしろ」

その腕に吸い寄せられるようにあたしも手を伸ばす。

「…お帰り、お帰り道明寺…。スッゴく頭の中がごちゃついてるよ!」




俺の側から離れるな



うん



これからはずっと一緒だ



うん



言い終わった瞬間、愛しい人の香りに全身がすっぽりと包まれた




約束して




離さないって…
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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