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悪友と親友11

「 …先輩、先輩」

桜子がまた泣いている。

やっぱり情緒不安定だよ…。

以前の桜子ならこんな風にはならないもんね。


あぁ、あたしか…

ゴメン

あたしがこんなにボロボロ泣いているからか…

不安定な心を移しているみたい。

飲み過ぎちゃったのかな~?

今日はホントにどうかしてる。

F3にまでこんな姿を見られるなんて、本当にイヤだ。

女の子同士でもあたしはこんな姿を見られることに抵抗があるのに…

バカ!
アホ!
道明寺!!

あたしがこんなになったのもアンタのせいだからね?

どうすんの?

男がいないとダメなオンナになっちゃうよ…

強いオンナでいられなくなる…

ひとりでも生きて行けるって豪語していた時って、どんなだったか忘れちゃった…

あんたが好きでいてくれた牧野つくしはもういなくなっちゃったよ…



ピロピロピロリン

誰かにメールが届いたみたい。

ピロピロピロリン


まただ。


優紀が携帯を持って来る。
「つくし、つくしの携帯に来てるよ!」

誰がメール送ってくるの?

涙を手の甲で拭う。

つくしは携帯の画面を見て目を見開いた。

『みんな、集まってるのか?楽しいか?
あんまり飲みすぎてないだろうな?』

次のメールには、
『俺は、お前に逢えればそれでいい。いい子にして待ってろよ』

嘘だ…

そんな訳ない…

理性はそう思っても、感情はそうじゃないらしい。

あたしは完全に涙腺が崩壊した。

F3がこの場所にいることなんて、完全に頭からぶっ飛んだ。

優紀と滋さんが泣きながらあたしの背中を擦ってくれてる。

桜子は泣きすぎて顔を見せられないと言い、
洗面所に行ったきり帰ってこない。

感情を出し切ると何だか気持ちいい。

暫く泣いたら落ち着いてきた。



ピンポーン


ピンポーン




チャイムが鳴ったから、何も考えずに玄関に来た。

インターホン越しに確認するようなマンションにはまだ正直馴れてない。

ドアを開ける。


少し甘酸っぱいコロンの香りがする。


特徴的な髪型の男が目の前に立っている。


「よう。お前が来いって言うから来てやったぞ」
男の微笑んだ顔が見えた。




逢いたくて、逢いたくて、夢でもいいから、逢いたいと願った人物。


頭の中で、その人だと認識した瞬間、視界が暗くなって、脚から力が抜けた。
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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