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悪友と親友8

「あきらくん?いろいろと聞きたいことがあるんだけど」
深刻な表情で、あきらを見つめる滋。

「何だ?メールのやり方がわかんないか?」
あのな、真ん中にある"決定"をな、そんな事を言いながら、滋の携帯を寄越せとばかりに手を伸ばした。

「ちがーーーう!全然違うの!いろいろとおかしいと思わない?」

「どうした?滋」
あきらは、滋を刺激しないように、平らな口調で、しかもゆっくりと問いだした。

「マレーシアに行ってたのをわたしは聞いてないよ」
「仕事での行き先の変更を気にしてたのか?今度からメールができるようになるから、変更があればメール入れるわ。お前って、そうゆうことが気になってたんだな」

「気になってなーい!」

滋はワインをグビッと飲み干してから、あきらを睨む。

「じゃあ、何なんだ?」って、スッゴい小声で言いませんでしたか~?滋ちゃんは聞き逃しませんよーーー!


ムスっ


周りを見る。

桜子の座っている横に類くんが横になっている。
何かを話す度に、二人で顔を少し近づける。
(見てるこっちがドキマギするよ。何でかエロいんだよね)

優紀ちゃんとニッシーは、お互いが見てないときに相手を見つめているのが分かるんだけど~。
(ああ~ん、見てるこっちがドキドキしちゃう)

つくしを見ると、あ~、ありゃ、完全に司のことで頭の中はいっぱいだね。
目が潤んだり、遠くを見つめたりしてさ。
(こっちがキュンキュンしちゃうよ)


で、わたしは?


ムウウぅぅっ


「あきらくん、何かがおかしいよ?そう思わないの?」
「何をだよ?!」

あきらの言葉に滋はますますムスっとした。


「それよ!それ!全部!」

うおおォォーーーという雄叫びを上げて胸を叩く滋。

「滋?!だから、何なんだよ?」







つくしは、雄叫びをあげている滋を見る。

クスッ

何かいいな~。
二人して漫才をしているみたいで。

美作さんのあの慌てた顔…。
スッゴいレアなんだよね。





桜子と類を見る。

よく大学の構内を三人で歩いたな。

最初はどちらかと歩いていると、知らないうちに合流してってパターンだったな。

いつの間にか、桜子と類であたしを待っているようになったんだっけ?

あの時、凄く嬉しかった。

桜子と類に心を赦せる人が増えたって思えて、嬉しくて嬉しくてしかたがなかった。






向かいに座っている優紀と西門さんを見る。

西門さんは携帯電話を手に取ったまま微動だにしない。

優紀はあえて、西門さんを見ようとしない。

さっきも二人で何か話していたよね?

見てないときに相手を見ている。

少しだけ大人になったから分かるんだ。

最後の一押しは自分で決めないとだって。

想っている人が側にいるから、ちょっと羨ましいよ。




会いたい


会いたいの


道明寺に伝えていいかな


迷惑にならないかな


どうしたらいいの

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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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