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悪友と親友7

桜子が静かにソファーに腰掛けた。

「牧野がギャーギャー言ってるね」
類はソファーに寝転びながら、片目を薄く開けて呟く。

「元気が出て良かったですわ。あれでこそ、牧野つくしですもの」

桜子の言葉に微笑む類。

「触っていい?」

「いいですけど、この前と変わってませんよ?」

「それでもいいんだ。触らせて」

座っている桜子の腰に手を伸ばす。

横になっている類を上から覗き込んで、桜子は、
「類さん、今日も先輩のところで手伝って来たんですか?」
「うん。途中でケーキ買ってきて、また少し手伝った。
何かパソコンに詳しい人が暫く休んでいるとかでさ。プログラム作るのは牧野じゃ無理でしょ?
進は覚えが早いよ。教える度に目がキラキラしているもん」
類はクスクス笑いながら話続ける。

「牧野は手書きの時代は終わるのかって、嘆いている」
さらにクスクスと笑う。

「先輩らしいですわね」
「うん、そうだね」

二人はそう話ながら、親友のつくしを優しい眼差しで見つめている。

「類さんのお土産はケーキですわね?」
「実はね、もう一つあるんだ」
「なんですの?」
だんだんと小声になってくる。

桜子の問いに、「うーん」と言いながら目を瞑った。

「内緒」

「わたくしにもですの?」

「うーん、言ったらつまんないもん」

「意地悪すると、触らせてあげませんよ?」

「ケチ」
類はそう言いながらも桜子のお腹を擦った。


類さんが決めたのなら、無理に言わせようとすることこそ無理ですわね?

先輩に関する重要なことでしょうか?







「ピンクの可愛いじゃん」
総二郎はそう言いながら優紀の隣に座る。

「やっと短大に入ってから自分の携帯持ったんですよ。前のだって春に買い換えたばかりだったのに」
「そう言うなって優紀ちゃん。牧野も大学に仕事にで連絡取りづらいだろ?」
「そうですけど…」
「まっ、いろいろ人助けだと思ってさ」
とウインクする。

「あっ、あたしは番号も変わってないから困らないですけど、西門さんは困るんじゃないですか?」

いろいろな人に教えないとでしょうからと言いながら横を向いた。

一瞬、総二郎の目が細くなる。

「優紀ちゃんは鋭いねー。大丈夫、これは
2台目にするつもり。超プライベート用ってことで、これが俺のアドレス」

えっ?
西門さん?
わたしにですか?

(優紀の頭の中は一瞬にしてショート気味に)


「登録完了したから」
そう言いながら優紀に携帯を返した。







暫くみんなでアドレスの交換会が行われた。

「牧野、アドレス初期のでいいのか?」
美作さんが聞いてくる。

「あっ、うん。いいかな」

あたし以外は変えたみたい。

『thukasa-love』にしないのかと西門さん。

「馬鹿言ってんじゃないよ!」そう返しておいた。

面倒だしコレでいい。

皆にはそう言った。

けど、本当はウソ。

アドレスをこっちが変えちゃったら、アイツからのメールがあたしに届かないでしょ?

それくらいはあたしにだって分かるよ。

だからさ。

「俺たちの新しいアドレスは会社のパソコンからでも送っておくわ」
そう言って、美作さんは一人一人に再度確認している。

さすが、気配りが出来ている。

滋さんが、一息着いた美作さんの隣に座った。





道明寺


道明寺


貴方に会いたくて


会いたくて


胸がキュウキュウしてるよ
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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