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う~ちゃんの素朴な疑問

何を、着ようかな~?

ウォーキングクローゼットの中で、つくしは服を選びながら、スカートのファスナーを下げ、スカートを床に落とした。
そのままストッキングに手をかけ、スルリと脱ぎ捨てる。

チョイスした部屋着のボトムスを履く。

脱ぎ捨てたスカートとストッキングを拾い集めた。





"あたしのママ"が今回の出演の記念?と可愛い孫娘に会いにやって来た。

「う~ちゃん、ばばちゃんとお話してお相手していてくれる?ママちょっと着替えてくるね」

「わかったよ~~」

んっ?

今回はあたしはナイスミドルになってる…。

まっ、いいか。







リビングでは、孫と祖母が久しぶりの再会で抱き合っていた。

「う~ちゃん、会いたかったわ〰️」

「う~ちゃんもばばちゃんに会いたかったよ〰️」

言い終わると、抱き合っていた体を少しだけ離して、見つめ合う。
そして、またしっかりと抱き合った。

「ばばちゃん、見たよ~!昔とな~んにも変わってなかった」
「そう?う~ちゃんも見てくれたの?ばばちゃんも若かったでしょ?」

「うん、でもね、ばばちゃんだな~って分かったよ!じじちゃんも全然変わんなかった~!」

「ありがとう。う~ちゃん。う~ちゃんも頑張ったって、ママから聞いたわよ~」

言い終わらないうちに、孫娘に手を伸ばして抱き締める。

「ばばちゃん、あのね。う~ちゃんね、ばばちゃんにギュウってしてもらうのも好きだけどね。ママのギュウが一番好きなの」

「分かっているわよ。う~ちゃんはママが大好きだもんね」

「そうなんだよー。だから、早くママにギュウってしてほしいんだよ~」

可愛い孫娘の発言に思わず微笑んでしまう。

あれこれ、お互いの大変だった場面を語り合う。

「あのね、う~ちゃん。パパがアパートに入れたのは、ばばちゃんが曲がり角で隠れていたパパを見つけて、招待したって経緯があったんだけど、えりりんが削除したのよ~」

口を尖らせて、拗ねた顔を作る。

(あっ、言っちゃいます?)

「う~ちゃんは、本当はママとお風呂に入りたいのに、えりりんがパパと入るようにしたんだよーーー!!」

二人で、本当に意地悪だよね~?!

って、えりりんの愚痴大会。
(思いっきり、聞こえてますよ…)

「まぁ、でも、あの人のことはどうでもいいや。それより…」

(う~ちゃんに言われると心に刺さりますが…)

「ねぇ、ばばちゃん。ママのお着替え遅いよね?」
「そ、そう…?」
千恵子は返答に困ってしまった。

「う~ちゃん、ママを呼んでくるね!!」

リビングから出ていこうとする孫娘に慌てて声を掛ける。

「ば、ばばちゃんも一緒に行くからーーー!!!」

思いの外、大きな声を出してしまったじゃない…。

つくしが帰宅して、部屋着に着替えてくると言って、リビングから出て行った後、一分もしないうちに司さんが帰宅したのよね…。

つくしが着替えに行ったと言ったら、『俺も着替えて来ますから、うららとゆっくりと語らいでいてください』そう言って、リビングから出て行った。

まさかとは思うけど…。


「う~ちゃん、廊下から声を出していこうか?!」

少しだけひきつりそうな笑顔を作って、うららに声を掛ける。

「つくしーーー!!!支度は終わったのーーー??!」

「ママ~~、お着替え遅すぎ~~」

声を張り上げて廊下を歩いて行くと、

『今、行くからねーーー!ばばちゃんとリビングに戻って待っててねーーー!!』

つくしたちの自室から、つくしの声が聞こえてきた。






「ち、ちょっと…、やっぱり迎えに来たじゃないの」

人が着替えていたら急に入って来て、ウォーキングクローゼットの扉に体を押し付けられた。

「あと、十回動いていいか?」
「はんっ…、ダメに決まっているでしょ…」
「そう言って、いる間に…」

ちょっ、ちょっと…

『何で、こんな時にこんな事するの?』押し付けられた時に聞いたら、
『俺の目の前で誘うかのようにストリップしたから』って、ただ脱いでいただけなのに、この男は節操という文字を知らないのか?





『ママ~~!!まだーーー??!』

『つくしーーー!!!限界よーーー!!!』
廊下からまた声が聞こえてきた。

「い、今、行くからーーー!!!」

つくしは司の手の甲に自身の手重ねた。

「しゃあねぇな。夜は絶対に続きをするからな」

むぅ~、

この期に及んで、まだそんな事を…
この男ときたら…

頬を膨らませて、睨んでやる。

「可愛い顔をすんなよな。ホレ、行くぞ」

司はアンクル丈のライトグレーのボトムスをするりと履いた。

つくしは室内着でよく履くサラサラ生地のネイビーのボトムスをショーツと共に上げる。

「今日はうららと"あたしのママ"にお礼をするために来てもらっているんだからね?」

「わ~ってるよ!お前だってノリノリだったろ?」

「はっ?馬鹿言うな」







「う~ちゃんね、いっつも不思議なの。ばばちゃん聞いて?」

「何が?」

何故だかスッゴい緊張する。

変なことを聞いてきませんように……。

「何でか、ママとパパのお着替えが遅いよね?」

「そっ、そうかな~?」

返答に困るからやめてーーー!!!

「そうなの。遅いの。でもね。何で遅いか、う~ちゃんは分かるんだ」

「えぇぇェェっっーーー?!!」

ばばちゃん、うるさいよって、孫娘に窘められている…。

「あのね、ばばちゃん、教えてあげるね?」

恐いよ〰️

恐いよ〰️

聞くのが恐いよ〰️


「パパはね、う~ちゃんと同じで、ママにギュウってしているんだよ?きっと何回もしているんだよ?う~ちゃんもいっぱいしたいのに~~!」

うららの回答に力が抜けていくのが分かる。

周りの使用人さんたちを見ると、スッゴい安堵の表情。

わかりますわ〰️

思わず、
「つくしをこれからも宜しくお願いいたします」
そう言って、頭を思いっきり下げた。





ねぇ、ばばちゃん




パパって、どんなギュウをするんだろ?
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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