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クリスマスは大混乱(後編)

遅くなったけど、あれから道明寺家のちょっとしたゴタゴタはどうなったのか皆さんにお話しますね。

ほら、今年のクリスマスは雪が降るような寒さになることはなかったでしょ?

その為かどうかは分からないけど、今後数年うららがサンタクロース神話を維持する為の重大な鍵の一つになったのよね。






「サンタクロースがママとパパにプレゼントを渡していたんだよね?」

あたしにこっそりと話してきた。
うららの言葉を受けて、ひどくビックリしてしまった。

「うらら?見てたの?」

「…うん。朝の暗い時に。…見たら大変な事が起きる?」

うららが何でこんなことを言ってくるかって思うでしょ?

何故かというとね。
サンタに会おうとして、遅くまで起きていようと試みないようにしてるの。
『夜の遅くまで起きている子供は悪い子供だから欲しいものを持って帰っちゃうよの』なんて古典的な脅しを掛けてるのよね。

「雪が無かったからソリじゃなくて車で来たんだね。そうでしょ?」

うららのそれはそれは綺麗な瞳で見つめられて訴えられたら、即時に返答してしまうよね?

「う、うん。そうかもね…」

「ママかパパがサンタさんからプレゼントを受け取って。それで、何時もクリスマスツリーの下に置いて置いたんだね?フフッ」

自分だけが真実を知っているようなそんな顔つきで笑った。

「そ、そうなのかもね?でもこの事は誰にも言っちゃダメよ」

「分かっているって」

可愛くウィンクされちゃった…。

なんだか、無垢な子供をほんの少し騙したような気持ちになるのはしょうがないか。



あっ、そうそう。

謎だった"チャレンジ"はひょんな所で判明したのよ。





うららの機嫌は直っていたんだけどね。
うららも意地で教えてくれなくて、困っていたわけ。

だって、ひいろが幼い時のサンタクロースへのお願いっていうのが、ヒマラヤの天然の氷で作ったかき氷を食べたいだったのよね。

あれには困ったから。

そういうのは却下って、あたしが言うのを司がどんな手を使ったのか叶えちゃったのよね。
氷を摂取するビデオレター付きでさ。

あれから、遠くの物を持ってくるようなプレゼントとか、無理難題をさせるようなプレゼントはダメだと子供達に言い聞かせてきた。

というか、最高級の物を与えられて育った人たちは、自分から欲しいと思う欲が薄くなる。

だから、あたしは、あえて誕生日とクリスマス以外にゲームなどの娯楽品等は与えてこなかった。

手に入れたいって思う心って大事でしょ?

立樹は何にチャレンジしたいのだろう?

あの子も難しいプレゼントはダメだと知っているし…。


う~ん


「つくし、わかったか?」

「全然ダメよ。司は?」

「お前が分かんないのを俺が分かったら、奇跡に近いだろ?」



そんな会話をする事三日あまり。



ある日のみのりとの会話の中の一言でピンときたの。

みのりがね、「チャレンジっていう名前を使っている何かなんじゃない?」って。

空手教室で一緒になるお友達のお母さんにラインしたらドンピシャだった。

そこの子供たちの数名が通信教育の『チャレンジ』をやっていて、ゲーム感覚で勉強ができるって言ってた。

立樹に少しカマを掛けて話してみたの。

「リッくん。サンタさんにたのむプレゼントが届いたら、毎日出来る?いろんなレッスンがあるし、大変なんじゃない?」

「大丈夫だよ。ゲームの時間を無くしても良いから、やってみたいの」

「どんな事なの?サンタさんかがちゃんと持ってこれる"モノ"なのよね?」

「ママ…。あのね。サンタさんはもしかしたら12月しか持って来ないかも…。そしたらママが次も持ってきてくれるように"チャレンジ"に頼んでくれる?」

「勿論よ。立樹が大変にならないのなら、ママが続きを頼もうか?」

立樹との会話で確信を得たつくしは早速、司に話した。

「どんなのなんだ?」

「知らない?"赤ペン先生"よ」

司は不思議な顔をしてスマホを開き検索を始めた。

「うーん。難しいな…」
司は一通りの情報に目を通してからそんな事を言ってきた。

「何が難しいの?頼んでしまえば毎月送られてくるんだよ?」

「そうじゃねぇ。俺が言いてぇのは、宅配の人間が届けてきて、見られでもしたらどうする?」

って言ってね。

さすがに持ってくる宅配の業者さんにサンタの格好をさせるのは横行というものでしょ?

司は秘書課の一番の若手にその役を任命したらしいの。

そこまでしなくてもいいんじゃない?って、思っていたけど結果的に司の言うように上手くいったって訳ね。





それで、あたしの誕生日パーティはと云うと…。

「ママ~、誕生日おめでとう!!」
「おめでとう!」

「ありがとう。みんな」

ひいろも来てくれたし、久しぶりに子供達が揃ってくれた。

こんな嬉しいことはない。
…のだけど。

「親父が来る前に始めちゃって良いの?」
開万が一番の悩みどこをついてくる。

「そうなんだけど、プライベートジェットが到着するのは21時を回るのよ?」

「それもそうか」
開万の言葉に、立樹も頷く。

「ちゃんと朝におめでとうのラインが入ったしね。それに司にも始めているからって返しておいたから」

「大丈夫?」
みのりが心配そうに聞いてくる。

「どうだろうね?」

結局、クリスマス当日は邸にいる子供達と一緒にケーキとチキンを頂いた。

司もクリスマス当日の朝までは一緒にいれたし、下二人の子供達がプレゼントを紐解くのを見れたしね。

大人の男性でしかも天下の道明寺司だよ。
それくらいで鼻を曲げたりするのかって?

「う~ん。それは貴女方の働きにもよるでしょ?しっかりとママをフォローしてパパのテンションを上げてよ」

「分かった!うららがパパにギュ~ウってするね。リッくんもするよね?」
「俺もする!』
「わたくしたちも、その後続きますか?」
ひいろがみのりに、うららと立樹の後に続こうと提案している。
勿論、開万にもね。


世間の皆さんは想像出来ないかもしれないけどね。

ちょっとしたことで拗ねるとこがあるのよね。


だからね。


あたしも子供達に続いて司にちゃんとお帰りなさいのバグをするの。
(とっても長~いね)


作戦は成功!!


少し不機嫌そうにテロップを降りてきたけど、一瞬で笑顔になってくれた。








「司、誕生日に間に合うように帰って来てくれてありがとう」

「当たり前だ。この日だけは付き合ってから今まで、会わないで過ごしたことがねぇからな」

司の言葉に頬が紅くなる。

そうなの。

出会ってから今まで、あたしの誕生日には必ず直接会って、『おめでとう』の言葉とキスをくれる。


だからね。


何と言いますか…。


きっと年末まで夜はずっと司の腕の中にいることになるかも。


何時もと変わらない日常。


たぶん、それが一番の幸せなんだよね?

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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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