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願い事5(R)

完全な不意討ち。

ふううん…

ふはあぁ…

思わず声が漏れだしてしまっていた。

つくしにとって、全く予想していなかった場所での出来事。
頭が真っ白になり、ただただ、与えられる媚薬のような痺れに身体を委ねてしまった。

司は、片手でつくしのソフトクリームを持っている手首を掴み、もう片手の手でつくしの髪を撫でる。

司は、唇と唇が触れたままで言葉を発した。

「あんな密室でお前がいるのに、まともに触れられないなんて、拷問もいいとこだろ?」

司が声を発したことで、つくしの理性が少しだけ戻ってきた。

ソフトクリームを持っていない手で、司の身体を押し返そうとする。

「ちょっ……」

身をよじって逃れようとしてくる。

本当に分かってねぇよ。
さっきから、俺を煽ることしかしねぇ…。

司はさらに、逃げる身体を引き寄せて、口内を犯す。

……っ

うんっ…

はぁ…

つくしから発せられる吐息と、甘い香りで司の理性がさらに止まらなくなる…。

「道明寺…、ソフトクリーム…溶けて、手に垂れて…くるよ…」

司が唇の角度を少し変えた時、つくしは何とか声を出し、懸命に司に伝える。

その言葉を受けた司は、少し唇を離した。

チラッとつくしの手元を見ると、確かにソフトクリームが溶けて垂れ始めている。

上気した瞳でこちらを見て、
「ねぇ、…やめて…。道明寺…」
そう言いながら、俺に懇願する表情。

たまんねぇんだけど…。

少し震えた手でソフトクリームを落とさないように持ってる仕草。

フルフルしてやがる…。

そして、牧野の細い指に垂れる薄茶の液体。

厭らしいの…。



2ヶ月ぶりに牧野と再会した後、すぐに車で移動開始。

牧野の家族も一緒だったから、触れる時間が無かった。

ただいまのキスでさえ、拒否されたからな。

トンネルの薄明かりの中で、牧野が俺の手を握ってきた。
我慢しろっつうのが、そもそも無理だよな?


煽ってきたのは牧野だろ?


道明寺が、きつく抱き締められていた身体の拘束を少しだけ緩めてくれた。

間髪入れずに腰を屈めて、あたしの方を見る。

あたしを愛しそうに見ながらも、これから支配していこうとする責め立てるような表情。

凄くゾクッとした。

それと同時に、身体の奥深くがジュンとする…。

道明寺があたしの指をペロッっと舐めた。

えっ?

うそっ?

「ひゃっ、ちょっ、ダ…ダメ…」

手を舐められた瞬時に身体に電流が走った。

身体の奥がジンとする…。

ダ、ダメ…
そんな顔で見ないで…。

道明寺の瞳が真っ直ぐにあたしを捕らえてくる。

目を細めてあたしの顔を見つめ、舌を指に絡ませてくる。

思考が停止しそうな程の衝撃。

「ちゃんと、持っていねぇと大事なソフトクリームが落ちんぞ?」

そう言いながら、あたしの小指を咥えて、爪の辺りを甘噛みする。

「すげぇ、甘ぇな…」
と言いながら、また舐める。

それから、チュ、チュとわざと音を立てるように、手の甲から、手首にかけてキスを落とす。

片方の手に浴びせられるたくさんのキス。
全神経が集中する…。

な、何?

手にキスされているだけなのに、身体全体が震え、熱くなってくる。

身体が痺れるみたい…。
全身に電流が走ってくる…。

目を瞑り、声を出さないように必死で耐えるあたし。

「牧野、ソフトクリームが垂れんぞ。もう少し舐めてやろうか?」

道明寺の顔を見ると、意地悪そうに微笑む。

『ダメ…、もうやめて…』
そう答えたいけど、口を開いたら、あたし自身が、淫らな声をあげ続ける気がする…。
かえって、もう止まらなくなりそう…。

そう思って、首をフルフルと振る。

「そうか?垂れそうだけど?」

さらに意地悪そうに見つめてくる。

「食べろよ。残すと勿体ないだろ?」

思考力が無くなってくる。
こんな状態でソフトクリームを舐めてる場合じゃない…。

なのに、道明寺に言われるままにソフトクリームに向かって舌を出し、掬うようにして舐めた。

「手にも付いているだろ?自分で舐めろよ?それとも、また舐めて欲しいか?」

耳元で響く低くて甘い声に、さらに思考力が低下していく…。

道明寺の言うままに、自身の手を舐める。

舌を突き出す。

ペロッ…

「ほら、またソフトクリームが垂れるぞ?最後まで、掬って舐めないとだぜ?」

言われるままに今度はソフトクリームを舐める。

「なぁ、牧野…、俺の手にも付いているみたいだろ?勿体ないから舐めろよ」
耳元から、首筋に唇を動かし、そう伝えてくる。

脳に声が響くが、その行為がどんな状況なのかを全く考えられない…。

ただ、垂れている液体を舌で掬う。

道明寺の手首に走る血管が浮き立っている。
思わず、血管に沿って舐め上げていた。


舐めたよ?

もうソフトクリームは付いてないからね…。


そんな事を思い、道明寺の顔を見る。
目が合うと、凄く切なそうな顔をしている。


ダメ…

そういう顔をしないで…

あぁ…

奥がジンジンしてくる…

本当にやめて…


道明寺の大きな手がソフトクリームを持っている手を拘束していた。
道明寺は、その手をゆっくりと緩めてくれた。

驚くことに、心の中にすごくホッとしている自分と、ガッカリしている自分がいる。

後者のあたしは道明寺には悟られないようにしないと…。

道明寺の方を見ないように下を向いた。

そして、また溶け出さないように口を少しだけ開けてソフトクリームの先端を口に含む。

その間も、道明寺の大きな手はあたしを離そうとはしない。

今度は大きな手が背中から腰をゆっくりと撫で回す。

手が後ろに回ったと思ったら、カットソーの中に大きな手がスルスルと入ってきた。

今度は、つくしの肌に直に触れて、背中をなぞる。

「えっ、ちょっ…待って…ダ、ダメ…イヤ…ちょっ…」

片手にソフトクリームを持っているため、片手で懸命に手を退かそうともがく。

道明寺の手が背骨を伝っておしりの割れ目辺りまで触れてくる。

「だ、ダメ…人が来るって…」

「斎藤達に人が入って…来ない…ようにさせてる…」

司は耳元で囁くように告げて、耳の輪郭をなぞるように舐めた。

ぅんっ…

ふぅん…

はぁぁ…


つくしは抵抗しながらも、甘い吐息と、甘い香りを放つ。




甘ぇんだけど、たまんねぇ…
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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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