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年の差カップル*プロポーズか?(恋の応援団編)②

どうすればいいんだ?

先ずは、慰める?

そして、それから再度、上階に上がってもらう?

室長に、『牧野様を頼むぞ』と言われて、エレベーターに乗り込んだまではいいのだが、何をどう話を切り出せば良いのか…。

それにしても、社長が女性に対して、あんな行動に出るとは…。

血相を変えて、追いかけてきたんだぞ!!
あの社長が!!

こっちがかえって放心状態になってしまったくらいだ…。

牧野様を"生で見る"のは今回が初めてとなる。
顔は、写真で見るのと同様にとりわけ美人ではなく、普通に普通。
(可愛いと云えば可愛い)

肩まで伸びた髪から覗くほっそりとした首。
そして、少し見える鎖骨。

袖から覗く白く細い手首は、少し捲り上げているブラウンのニットのボリュームでさらに細く見える。

先程までのイメージだと無邪気に走り回る子犬ちゃん。
キョロキョロとして、子供みたいにはしゃいでいたのだから。

だが…。

「近藤さん、少しだけ独り言を言いますね。黙って聞いて下さい。あたしは…、いえ、わたしは本当に自惚れた女なんです…」

真っ直ぐにエレベーターの扉を見ながら話をし始めた。

「あんな拒否のされ方をしても、こんな何の取り柄のないわたしを必要としてくれているのだと勘違いしているんです…」

「牧野様?社長は…」

そう言いかけた時、彼女が、こちらに振り向いた。

「近藤さん、わたし、おじさまのお弁当を持ってきてしまいました。…お腹が空いていることでしょうに…」

潤んだ瞳でこちらを見てる…。
しかもこちらを見る角度が何とも言えない…。
先程までの彼女からは想像出来ない程に色気がある。

思わず一歩後ろに下がってしまった…。

「近藤さん…、わたしは…」

後ろに下がったこの俺に向かって、一歩踏み出してくる。

うっ…

動揺していると、内線がイヤホンを通じて入ってくる。

「……。はい、近藤です。了解しました。折り返し、上階に上がります。……。室長もフロントまで降りて来られるのですか?」

西田室長から、内線の連絡が入って安心した自分がいる。

「…。了解しました。…えっ?いやいや、大丈夫ですよ!」

「どうしましたか?おじさまが何か?」

またもや、一歩近づいて話してくる牧野様と距離を保つべく、後ろにズリっと下がる。

「社長は、だ、大丈夫ですから…」

自分の手を伸ばして、完全に距離を保つ。

すがるような瞳でこちらを見ている牧野様に、社長の状況を伝えると、ホッとした表情を浮かべる。

その表情は、行きのエレベーターの中で独り言を言って、笑っていた少女のような顔とまるで違う。

こ、この人は…、
何なんだ?
ボーッとして牧野様を見つめてしまっていた。

またもや、西田室長から連絡が入る。

「えっ?わたしですか?」

エレベーター内に搭載されているカメラの位置を確認して、牧野様との距離を再度とる。

そして、エレベーターの扉をしかと睨むようにして見つめた。

「大丈夫です。髪の毛一本たりとも触れておりません」

あ、危ねぇ…。

物理的な距離が近いだけで、この今の地位を失い兼ねない事態になるところだった…。
イヤ、失うだけなら何とかなるが、人生を棒に振るような事態になっては困る。

西田室長の言葉に驚愕してしまった。
『近藤のエレベーター内での距離を後で測ってやるからな!そう叫んで、司様は非常階段をかけ降りて行かれました。どういうことか分かるな』そう言われてしまった。

「近藤さん、下の階に着いたら、お弁当を受け取って頂けますか?」

「その要望には御応え出来かねます」
そう即答した。

そしたら、これだ…。
潤んだ瞳で懇願するように見つめてくる。

だから、何でそんな瞳で俺を見るのですか?

「どうしてです?西田さんが受け取ってくれると云うことですか?」

「牧野様ご自身で社長にお渡し下さい。社長は牧野様をお待ちです」

牧野様と目を合わせないように、エレベーターの扉を睨む。

「お弁当だけじゃなくてですか?」

「はい」

「恐らく、牧野様とお二人で食事を取りたいのだと思います」

少しの間があってから、
「えっ?!嫌です!!近藤さんもご一緒してください。お願いします!」



って、牧野様ー!!!



不意に手首を捕んで来るなんて、反則ではないかー?!!!




この近藤の人生を奈落の底に突き落とすおつもりですか?!!
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コメント

Re: り〇様

お越し頂きありがとうございます(〃∇〃)

実は旧作はえりりんのスマホの中でまだ、眠っている状態です。

昨年の8月の終わりから年明けくらいまで、これまたチンタラと書いておりました。

ですが、投稿していたサイトさんは、こちらではないのです。

まだ、完全に移行しておらず、何処にも発信しておりません。

なので、旧作からお越し頂いている読者様々には、全部出しちゃって~~。
と、優しいお言葉を頂いておりますが、ちょこっと弄ってしまってですね、まだお出し出来ないのです。
(えりりん的に。面倒臭い女で、スミマセン…)

悪友と親友のカテゴリーのシリーズがえりりんのつかつくの柱となってます。
で、その話が以前投稿させて頂いていた旧作となるのです。

"麗らかに"のカテゴリーも旧作です。

実は、旧作の一部をこれからアップさせようと考えていたところなのです。

次に出す、"つくしが通る"にて少しだけお話しますね。

また、遊びに来て下さいませ(*≧∀≦*)

繋がりを実感し、やる気が出て参りました!!

ではでは、後程~~❤️

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Re: 〇〇様

良いですね!!

このお話が映像になるなら、きっとここで、『大迷惑』がBGMで流れますね(*ゝ`ω・)

上手い(~▽~@)♪♪♪

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プロフィール

えりりん

Author:えりりん
ようこそ、おいでくださいました。

ここは、「花より男子」の二次小説置き場です。

つくしと司のその後の未来を、勝手に妄想して、こんなだったら……♥️

等と、妄想に妄想を重ねたブログです。

よろしければ、覗いて見てくださいませ。

ただし、素人の勝手な思い込みで書いております。

皆様のお考えと異なる事があるかと思われますが、ご了承くださいませ。

原作様の神尾様には、素敵な作品をこの世に送り出して頂いて、本当にありがたく思っています。

えりりんの妄想で少しでも楽しんで頂けたらなと思っております。



出版社様、原作様とは、一切関係はありません。




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